社会人研修で、ビジネスフレームワークを学ぶ機会は多いと思います。
しかし、その必要性が理解できていなかったり
うまく使いこなせていないことも多いのではないでしょうか。
ビジネスフレームワークとは
ビジネスフレームワークは、何らかの問題を解決しやすくするためのツールです。
これを理解するためには、そもそも問題とは何かについて考えてみると良いです。
そもそも問題とは何か
問題とは「現状とあるべき姿とのギャップ」です。
言い換えると「スタート地点とゴール地点の距離」になります。
例えば、「東京から大阪へ移動する」ということを考えてみます。
このとき、問題とは「東京と大阪の距離約400km」のことです。
- ゴール:大阪
- スタート:東京
- 問題:約400kmの距離
- 課題:東京駅発新大阪着の新幹線を予約する
フレームワークの役割
上記の東京から大阪への移動の例で、「簡単じゃん、移動できるよ」と思った人にこそ
フレームワークは必要です。
なぜなら
- 具体的に大阪のどこに移動するのか
- 今、具体的に東京のどこにいるのか
- 交通手段は本当に新幹線で良いのか
- 同行者はいるのか、それは誰か
- 大阪へ行く目的は何か
ということが全然明確になっていないにも関わらず「行ける」と考えたからです。
「出張で大阪支社へ行って仕事する」のと「GWに家族で大阪観光したい」とでは、目的地や交通手段などが全然変わってきます。
フレームワークとは
このように「問題に対してまだ具体的ではない箇所」を明確化する役割があります。
フレームワークに沿って考えることで
- 具体的に大阪のどこに行くんだっけ?
- そもそも目的は何だっけ?
- 誰と一緒に行く必要があるんだっけ?
- 移動方法にはどういう手段があるんだっけ?
- 他の人はどうやって行ったりしてるんだっけ?
というようなことを考えるきっかけが生まれます。
まとめ
- 問題とは「スタート地点とゴール地点の距離」のこと
- ビジネスフレームワークは、スタート地点からゴール地点に行くまでに、様々なことを具体化していくためのツール