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自分の意見が言えない人、主張できない人の意外な強み

「自分の意見を言えない」ということに課題を感じていて、

直したほうがいいんじゃないかと考えていることはないでしょうか。

結論

自分の意見が主張できない、というのは一見短所に見えますが、

直さなくて良い、むしろ強みである可能性があります。

短所と長所は表裏一体である

この「自分の意見が主張できない」というのは、ストレングスファインダーで言うところの調和性だと考えられます。

この調和性の資質を持つ人は

「自分の意見が主張できない」と短所として表現することもできますし

「意見の一致を最優先に考える」と長所として表現することもできます。

この資質を持つ人は、必ずしも自分の意見がないわけではありません。

この資質を持つ人は「自分が反対意見を言って議論が発展し、物事が前に進まないくらいなら意見を言わずにサッサと進めたほうが良い」と考えています。

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具体例

仕事で、別の人が担当している案件の内容を耳に挟むことがあり

「それ、頑張る割にはそんなに効果出そうな施策じゃないな」と考えることがあります。

この状況では「意見を主張する」or「意見を主張しない」の選択肢を取ることができると思います。

私はこのようなケースで、自分の意見を主張することはありませんでした。

■理由

  • 自分は直接関わっていないので、立場としては外野になる
    • 部外者からの意見を聞いたときの納得感や、自分のタスクを止めてまでそれをやると考えると、コスパが悪い
  • その時点で既に関係者の合意はもらっていて、今から方向性を変えるのは手戻りが大きそうだった
  • 今から効果の出る施策を考え直すより、効果薄そうでも今の施策をやりきったほうが全体として前に進みそう

つまり、再度議論にかけてもコストばかりかかって、旨味がなかったため意見を主張しませんでした。

このように、自分の意見を主張しないことは必ずしもネガティブなことではなく

「なぜそう判断したか?」を深堀りしていくと

意外と合理的な決断をしているケースがあります。

まとめ

  • 自分の意見が主張できない人は「場の意見の一致を最優先に考えて物事を早く進める」という長所に言い換えることができる
  • 短所と長所は表裏一体なので、自己分析する際には重要な考え方になる
  • 「なぜ意見を言わなかったのか?」を深堀りしてみると、意外な答えにたどり着くかもしれない